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●土人形「狐忠信」

・長浜人形
・日下義明商店
・大きさ：約２８cm
・刀があったかもですが、ありません。
・青い塗装の部分が手につきます。
・概ね良好です。


・経年のものになりますので、多少の変色、ヒビがあるものもあります。
・現状渡しでお願いします。


●発送方法は「ゆうパック：８０サイズ」です。


江戸時代、石見長浜は北前船の寄港地であり、交易の拠点として大いに栄えた。また、良質の土を産することから焼き物が盛んであり、江戸中期には土人形の生産も始まっている。長浜人形の特徴としては、粘土が薄くて軽いこと、衣装に細かい浮模様があることなどがあげられる。海運を利用して販路も広く、西は長崎、東は佐渡、さらには山形にまで運ばれた。写真は歌舞伎を題材とした作品。左は「京鹿子娘道成寺」の四段目で、白拍子（実は清姫の化身）が中啓（扇）を持って舞う姿を象っている（高さ32㎝）。ちなみに、娘道成寺は七段目が花笠踊り、八段目が鞨鼓である。右は「義経千本桜」の狐忠信（高さ28㎝）。静御前をお護りして義経のもとへ無事送り届けた狐忠信は、自らの正体を告白して元の姿になる。静への忠誠心と親を慕う孝心の褒美として、義経は狐に“初音の鼓”と“源九郎狐の名”を与えると、狐は鼓を持って嬉しそうに舞うのである。（H27.7.16）
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