【500円引きクーポン】 大島中堂『易学速成講義録 合本』（神宮館, 1926） 易学

 
				                                                                                                                                                                                                                                    
真勢中州の研究などで著名な易学者・大島中堂の『易学速成講義録』です。

四部を二冊にまとめた合本版で、周易講義→筮法講義→象法講義→占法講義となっています。

朱子、中州、根本通明など、学者ごとの筮法を比較対照しているところが面白いと思います。

学者にありがちな実占面の抜けもなく、かなり詳しく大量の占例が紹介されています。
また実占とは名ばかりの単なるおみくじ易・カウンセリングもどきの易ではなく、「易占とはいったい何をすることなのか」や「中るとはいったいどういうことか」などといった原理を突き詰めているのも本書の特長です。

経年のイタミはあり、上巻のノド割れもありますが、通読には支障ありません。また軽くチェックしましたが書き込みは見当たりませんでした。

易占入門では飽き足らなくなってきた人にはぴったりです。
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