【新品】 ●極上和本YM2763●表書字筧・続表書字筧・表書字彙（3冊）3冊揃いは稀 黒井義光 東洲 稀書往来物 和書

 
				                                                                                                                                                                                                                                    
■表書字筧・続表書字筧・表書字彙（3冊）
【判型】大本（縦長本）3冊。収録順に縦253・251・260粍。
【作者】黒井義光（東洲・子卯・子昂・九郎兵衛）作・書・跋。
【年代等】字筧：天明元年5月書。天明元年8月初刊。文化3年3月求板（［大阪］塩屋卯兵衛板）。文政元年11月再刊（［大阪］伊丹屋善兵衛板）。続字筧：寛政4年5月書。文化8年11月刊（［大阪］塩屋卯兵衛板）。字彙：寛政6年4月書。文化7年11月刊（［大阪］塩屋長兵衛板）。文化8年11月再刊（［大阪］塩屋長兵衛板）。
【備考】分類「往来物」。『表書字筧』および『続表書字筧』は縦長本2冊。初編は、「表書」すなわち帳簿類の標題用語を記した陰刻手本で、「大福」から「改正」までの2字熟語と「十干・十二支」を楷書・大字・2行・無訓で記す。続編も同様に「五畿内五箇国」を始めとする日本国名や「帳の裏表紙」に書かれる語句を綴る。『表書字彙』は、これらに連なる往来物で『表書字筧』の補遺として編まれたもので、「歩銀」から「捨祐」まで「人の名尽」を含む表題用字を半丁に2字すつ楷書・大字・1行・無訓で記す。初編巻末広告によれば、まず『表書字筧』が編まれ、次いで、それに漏れた「帳の表紙を書に初心の便りとなる」語句と「人の名尽し」を加えた『表書字彙』が同一著者の手で作られ、さらに両書の補遺である『続表書字筧』が成ったもので、この三書によって「帳の表裏ともに揃ふ」とする。
★原装・題簽付・状態概ね良好。【参考価格（初出品時の相場）：日本の古本屋で、明治期後印3冊揃いが、6,000円。江戸板1冊が、3,000円】。
小物 mykita litesun